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ゲームプランナーの企画書をもとに、ゲームの世界観やイメージに合わせた新たなキャラクターを生み出すのがゲームキャラクターデザイナーです。ゲームキャラクターは、ゲームの人気を大きく左右する、とても重要な役割を担っています。そのためキャラクターデザイナーは、人物キャラクターだけでなくモンスターやクリーチャー、ロボットやマシンなど幅広いジャンルのキャラクターやアイテム(服装や持ち物など)を魅力的に作り出す必要があります。自分の手がけたキャラクターに命が吹き込まれ、生き生きと活躍するのを見た時に大きなやりがいを感じられる仕事です。CGクリエーターの中でもゲームキャラクターデザイナーは人気の高い職業になっています。
ゲームの設定や展開に応じて登場するさまざまなキャラクターを作りだしていくのがゲームキャラクターデザイナーの仕事です。デザインされたキャラクターは作品の広告や商品パッケージに活用されゲームの顔となります。
人気キャラクターになると人々に与える影響や経済効果は絶大なものになります。
どのような工程でキャラクターを作っていくのかキャラクターデザイナーの仕事の流れを紹介します。
ゲームプランナーの作った企画書にある、登場キャラクターの設定文章に基づいて、キャラクターのラフデザインを作成します。様々な場面で用いられることを考えて、正面からだけではなく、あらゆる角度からの人物像、喜怒哀楽の表情、ポーズなどを変えて同じキャラクターだけでいくつものイラストを作成していきます。
プランナー、ディレクター、プロデューサーが出席する会議にかけられ、OKが出たら、クリーンナップ(清書)です。正面、横、後ろ姿とキャラクターの三面図と、泣き笑いなどの表情集、ゲーム中に必要な場面毎のアクションポーズを描きます。キャラクター毎の衣装や、持ち物など細部のアイテムまで考え、キャラクターイメージを作りあげます。
キャラクターが採用されたら、次は画像編集ソフトやイラストソフトなどを使用して、パソコン上で描き出し配色していきます。ゲームの現場においては、3DCGの知識を用いてより立体的に描き出すことも少なくありません。
ゲームキャラクターデザイナーになるのに、必須資格はありませんが、キャラクターを作る上でデッサン力やデザインの基礎は最低限必要です。まずはゲーム・デザイン系専門学校などでアナログとデジタル両方のイラスト表現を学び、在学中にテクニックを磨き、実力をつけていきます。自分の力を証明する手段として作品集となるポートフォリオを作成し、ゲーム制作会社への就職を目指します。
ゲームには2D(平面)と3D(立体)の2つの表現があります。キャラクターデザインだけでなく、様々な物体の光と影、質感表現から立体感、距離感など表現するデッサン力は2Dでも3Dでも必要な技術です。
絵が描けるだけでなく、キャラクターを一から生み出す独創的な発想力や幅広いジャンルのキャラクターを生み出す創造力も必要です。
ゲームは3Dが主流となっていますので、立体を美しく表現するセンスが求められています。また今後は、究極の3DゲームともいえるVR(ヴァーチャルリアリティ)ゲームが盛んになっていきますので、ますます3Dゲームに対応した技術が必要となるでしょう。
ゲームはさまざまな制作スタッフと協力をしながら作っていくので協調性や作業を円滑に進めていくコミュニケーション力は欠かせません。
キャラクターデザイナーになるための特別な資格はありませんが、根本的なデッサン力や技量を向上することが不可欠です。デッサンや画像編集ソフトの基本的な使い方など最低限のデザインに関する知識は押さえておく必要があります。特に、様々な業界でメジャーなPhotoshopやIllustratorの使い方は知っておきたいところ。ハイレベルな想像力が必要となりますので、日頃から観察力と想像力を鍛える訓練を行い、自分のスキルを高めていくことが肝心です。