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IT業界で起業する起業家をIT起業家と呼びます。ニュースでスタートアップやベンチャー企業といった言葉を耳にしたことはありませんか?新しいサービスを生み出し、社会へ大きな影響を与えるスタートアップですが、そうした新興で勢いのある企業の多くはIT起業家によって設立されたIT企業です。最先端技術が集まり、数々のスタートアップがイノベーションを起こしているIT業界に惹きつけられる起業家は多く、新たなイノベーションを目指してIT分野での起業を選ぶIT起業家が大勢います。IT分野での起業には最新のテクノロジーが集まること以外にも初期投資の少なさなどのメリットもあり、他業界に比べて起業しやすい環境が揃っているのも特徴です。競争は激しいですが成功した時のリターンも大きく、GoogleやFacebook、アリババ、メルカリのように近年登場した大企業の多くがIT起業家によって誕生しました。
IT起業家の仕事は、これまで世界になかった体験や新しいサービスをITを駆使して解決していくことです。
具体的な業務は会社の事業形態などによって異なるので、ここではIT起業家に共通する役割をピックアップしてご紹介します。
起業をする際に必要となるのはビジネスのアイディア、初期費用、開発メンバーなどがあります。数々のITサービスが生まれては消えている中、ユニークで消費者のニーズを満たすサービスを作り出すのは至難のワザといえます。世の中の動きをみる目がIT起業家には求められます。
事業を拡大し、会社を成長させるためには、資金調達は欠かせません。特にベンチャー企業やスタートアップのように急激な成長を遂げる会社の場合、自己資金による投資だけでは自社の成長についていけません。そのため起業家は、ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家を説得し、会社を成長させるための資金を確保します。
創業時のメンバーはもちろんですが、会社の規模や状況が変わるにつれて必要となる人材も増えてきます。人材確保のためにセミナーやイベントへ積極的に参加し人脈を広げ、必要な人材とのコネクションを得ようとする起業家も多いです。それ以外の方法としては、スタートアップを支援してくれる組織に頼むという方法もあります。スタートアップを支援してくれる組織の中にはアクセラレータやインキュベータと呼ばれる組織があり、事業の拡大を支援するための経営アドバイスや専門家の紹介を行っています。
IT起業家の中には大きくした会社を売却やIPOをすることで利益を得ることを目標にしている人もいますが、こうした起業のゴールのことを「EXIT(エグジット)」や「出口」と呼びます。事業を売却せずに経営を続ける場合でも、投資機関へのリターン確保のためにEXITは重要視されます。EXITのタイミングや相手によって得られる利益は大きく変わるので、「いつ」「どういった方法」でEXITをするのかは重要な決断です。
IT起業家になるための決まったルートはありません。しかし、主にコンピューターを使った、情報通信技術への理解は必要不可欠です。IT系専門学校などで、起業に必要なノウハウやスキルを身につけることがIT起業家への近道と言えるでしょう。IT業界で起業するためには企業で経験を積んだエンジニアが独立して起業することもあれば、在学中に起業する学生ベンチャーなどもあります。「文系より理系の方がIT起業家に向いているのでは無いか?」と疑問に思われる方もいますが、文系の学部を卒業してからスタートアップを起業して、成功させているIT起業家も大勢いるので文系理系といった要素はあまり重要ではありません。たしかにIT起業家には経営、ITスキル、資金調達など様々なスキルが求められます。しかし、最近ではIT起業家向けの講座やセミナー、専門学校などが充実しているので不足しているスキルを補いやすい環境も整ってきています。今ではこうしたサポートも受けやすいため、アイディア次第で誰でもIT起業家になれるチャンスはあります。
起業の際には「どんな商品を売るのか」のように、「どんなビジネスを展開するのか」を考える必要があります。革新的なアイディアを持ちイノベーションを起こせれば、ユニコーンと呼ばれる企業のような高い企業価値を持った会社を生み出すことも夢ではありません。
起業には失敗が付き物。成功したと言われる起業家の多くが度重なる失敗の上に成功を築いています。一度や二度の失敗では諦めない不屈の精神が起業家には求められます。
必須の能力ではありませんが、IT起業家の多くはプログラミングに精通しています。 IT分野での起業を目指すのであれば是非とも習得しておきたい能力です。
ベンチャーキャピタルの説得や人材の獲得、営業などコミュニケーション能力が必要となる場面は多いです。
IT起業家になるために必要な資格や試験はありませんが、情報技術を扱うプログラミングスキルや新しい体験を作り出すデザイン力は必要不可欠です。また、何度壁にぶち当たっても挑戦を続ける強い精神力や、人が考えもしないインパクトある柔軟な発想力を養うことも大切です。常に世の中の情勢や動きを観察し、時にはIT関係者や投資家の集まりにも積極的に参加しましょう。人脈を広げることで新しいビジネスチャンスや今後の仕事に繋がる可能性もあるかもしれません。