TOP / 特集一覧 / 業界クロストーク | IT業界スペシャル座談会
AWSのツールを用いて「学校内の悩みを解決」するという課題への答えとして、学生チームは出欠管理アプリを開発。この開発を手がけた学生チームメンバーに、AWSで教育機関との連携に携わる澤氏を交え、プロジェクトを振り返りながら、ITの今後について語り合う。
MEMBER
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社
パブリックセクター 教育事業本部
DXアドボケート(高等教育・研究)
澤 扶美さん
アマゾン ウェブ サービスでは、大学・専門学校などの高等教育機関や研究機関に対し、学生・教員・研究員等のクラウド利用を長期的に促進するプログラムを展開。その取り組みにおいて、澤氏は開発者と利用者の関係強化を図るアドボケートの役割を担う。大学ではデータベースの研究に従事。大学院を卒業後、外資系ハイエンドコンピューターメーカの技術職や研究機関での技術職を経て現職に至る。
世界で選ばれる信頼のクラウドサービスで、デジタルトランスフォーメーションを支援
澤さんはどのような流れで、この企業プロジェクトに携わることになったのですか?
実際に学生たちの発表を目にして、どのような感触を持たれましたか?
-
澤さん
期待通りというか、それ以上ですね。最初は正直どれくらいできるものかな、と考えていました。一緒に携わっていた技術者とも、「形になっていなくても、コンセプトさえ良ければそれはそれで評価してあげよう」と話していたんです。でも実際に見せてもらったら、すごくちゃんとできていて、授業内では学習していないクラウドサービスやサーバレスのサービスなども活用されていたので、「ここまでやってくれるのか」とびっくりしました。AWSのツールを使ったアプリ開発は初めてですか?
-
学生
そうですね。授業で知識的な入れ方はしていましたが、実践的に使ったのは今回が初めてです。もっと使いたいと思いましたし、使うべきだと感じました。
最終的にすべては、それを使ってくださるお客さまのため
学生チームの提案の中で、特に高く評価されるのはどういった点でしょうか?
-
澤さん
やはり、学校のリアルな悩みをちゃんと見つけて、先生からも話を聞いて、どこが問題で、どんな解決方法を持ってきたらどういう結果につながるか、という流れが見えてからつくり始めているところです。それは、まさに私たちが日々の業務の中で意識していることでもありますので、このプロジェクトに対するこちらの意図をよく理解してくれていると感じました。学生の皆さんにも、このプロジェクトから期待以上の何かを学んでいただけていたら嬉しいです。
-
学生
学校の授業での学びは、すでにあるものに倣って手順通りにやることなので、それはもちろん基礎として大切ですが、今回は企業が抱える課題に対して、自分たちで考えて、自分たちで形にしていくという取り組みでしたので、やはり教室では学べないものでした。
今回の体験を、学生たちには今後どのように活かしてほしいとお考えですか?
-
澤さん
皆さんが学校を卒業して、営業だったり開発だったり、さまざまな仕事に就くと思いますが、どんな職種であろうと、やっぱり最終的にすべては、それを使ってくださるお客さまのための活動ですよね。自分としては、あれを売りたい、これを売りたい、それをつくってみたいとか、いろいろあって当然ですが、それでお客さまがちゃんとハッピーになれるかどうかは、常に考えていなければいけません。いつか、そういう場面に行き当たった時、このプロジェクトを思い出してもらえると嬉しいです。
-
学生
澤さんが仕事をする上で大切にされていることは何ですか?
-
澤さん
そうですね。自分が興味を持ち、長期的に自分がやりたいと思うことは、仕事の中に少しでも置くようにしてます。個人的には、10年後20年後の日本がもっと良くなっていてほしいですし、皆さんくらいの若い人たちが30代40代になった時に、「今の日本ってあの頃より良くなったな」と思えるような社会づくりに貢献したい、という願いがあります。皆さんが「今の仕事、なんかいいな」とか「自分のつくったものや売ったものが、こんなところで使われて、こんなふうに役立っている」とか、自信を持って生き生きと働いている将来の姿を想像することを大きな
励みとして、また密かな楽しみとして、大事にしていきたいですね。
日本だけでなく世界に目を向けて挑戦していってほしい
今後、御社と学生たちとの連携によるプロジェクトはどのように発展していきますか?
これからITの世界を目指そうとしている学生たちへ、メッセージをお願いします。
テクノロジー業界に興味のある方におすすめの専攻
AI・IT・ロボット分野
スーパーITエンジニア専攻
「プログラミング」と「ネットワーク」の両方を基礎から学んで、企業から求められるITエンジニアを目指す。
スーパーITエンジニア専攻
AI・IT・ロボット分野
ITプログラマー専攻
プログラムからプロジェクトマネジメントまで、IT業界で活躍するエンジニアを目指す。
ITプログラマー専攻
©2021 OCA OSAKA COLLEGE OF DESIGN AND IT TECHNOLOGY. all rights reserved.
CLOSE