世界初の空飛ぶ車の開発を進めている企業Alef Aeronauticsは先日、ドレイパー大学での記者会見で「空を飛ぶ車」Alef Model Aのプロトタイプを公表した。
Alef Model Aと呼ばれる空飛ぶ車は従来の自動車のように運転、駐車することができ、ドローンやヘリコプターのように垂直で離陸し、着陸ができるように設計されており、既存のインフラに対して、自動車よりも実用的だとしている。
しかし、実用性に関して注意点がひとつ挙げられており、Alef Model Aは座席は1つしかなく、代替オプションで最大2人までしか乗車することができない。
それを踏まえ、Alef Aeronauticsは現在、400マイル(約640km)の走行距離と110マイル(約180km)の飛行距離を有する四人乗りの空を飛ぶセダン“Alef Model Z”の開発に取り組んでいる。
Alef Model Zは2030年から2035年までに利用可能になるとしており、CEOのJim Dukhovnyは「私たちはこの100年間で世界中の交通をすべて解決することができる」と会見で語った。
また、Alef Model Aには環境に配慮されたEV(電気自動車)と水素自動車の選択肢があり、水素自動車を選んだ場合だと価格は上昇するが、さらに走行距離と飛行範囲が拡張されるという。
現在、Model Aの車体は完成しているが、まだプロペラを備え付けていないため、これから飛行能力に関して試験が開始される。
Alef FLYING CARの公式サイトでは予約注文が始まっており、予約注文には150ドルのレギュラーデポジット、1,500ドルの優先デポジットが必要となっている。
Alef FLYING CAR Webサイト
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