皇太子兼NEOM取締役会長モハメド・ビン・サルマンは、サウジアラビアが掲げている未来プロジェクト「NEOM」において、建設を進めているスマートシティ「THE LINE」のデザインについて発表し、新たにコンセプト動画が公開された。
「THE LINE」には道路や車などのインフラは存在せず、ゼロ・カーボンを実現し、100%再生可能エネルギーのみで運営することを目的とした未来都市計画で、将来的には900万人が暮らすことを想定しているとのこと。
出典:NEOM YouTube
『THE LINE』の特徴
先進的なデザインによって三次元構造となっている『THE LINE』では、自然とすぐに触れ合えることができ、インフラを最小限に縮小することで、都市が無秩序に広がることを避け、自然の景観を楽しむことができる。
また、日常に必要なものは自宅から5分歩けばすべて手に入り、『THE LINE』のインフラを使用すれば、全長170kmの端から端までの移動距離はたった20分以内で移動することが可能です。
その他にも、AIによる自律性サービスが提供され、これまでに費やしていた人々の時間と労力は限りなく抑えられるという。
『THE LINE』について
THE LINEの全高は500m、全幅200m、全長は170kmあり、外観はミラーガラス製ファサードに覆われており、1年中温暖な気候が続くという。
また、世界中の貿易ルートの中心地として、ビジネスとコミュニティの成長の場として、世界で唯一無二の都市としている。
THE LINE(日本語) 公式サイト