世界最大手の中央処理装置および半導体素子のメーカーであるIntelは北米時間1月3日に、ノートPCおよびデスクトップ向けとなる第13世代Coreプロセッサ・ファミリーを発表した。
HX:定格消費電力55WのExtreme Performance(高性能ノートPC)向け,9製品
H:定格消費電力45WのThin Enthusiast(高性能薄型ノートPC)向け
P:定格消費電力28WのPerformance Thin&Light(高性能な薄型軽量ノートPC)向け
U:定格消費電力15WのModern Thin&Light(薄型軽量ノートPC)向け
2022年9月に発表された第13世代マイクロプロセッサの開発コードネーム「Raptor Lake」と呼ばれるもので、ノートPC向けのハイエンドCPU「第13世代Core HX」シリーズ、およびメインストリーム向けの「第13世代Core H/P/U」シリーズが含まれている。
HXシリーズはノートPC向けでは初となる24コアを組み込んだ世界最速のモバイル・プロセッサとなり、最も高性能な「Core i9-13980HX」は24コア(8+16)、32スレッド(P-Core最大8スレッド、E-core最大16スレッド)を搭載したCPUで、最大クロック5.6GHzに達するとしている。
第13世代 Intel Core HX
世界最速のモバイル・プロセッサと紹介された「第13世代 Intel Core HX」シリーズ。「Core i9-13980HX」の性能は、前世代に当たる「Core i9-12900HX」と比較し、さまざまな用途で性能が向上している。
第13世代 Intel Core H-series
第13世代 Intel Core P-series
第13世代 Intel Core U-series
Intelは「Hシリーズ、Pシリーズ、Uシリーズのすべてにわたり、次世代のエンスージアスト向けデザイン、薄型軽量ノートブックPC、折りたたみ型タブレット、2 in 1 PCなど、多種多様なフォームファクターにワンランク上のパフォーマンスを提供します」と述べ、今年中には、AcerやAsus、Dell、HP、Lenovo、MSI、Razer、Republic of Gamers、Samsungなどのブランドから、300を超える独自のデザインが登場する予定としている。
第13世代 Intel Core プロセッサ・ファミリー
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