中国・広州市に拠点を置く電気自動車メーカーXpeng Motorsは、先日開催されたイベント「XPENG TECH DAY 2022」にて、ロボタクシーフリート、人工知能を搭載したロボット、空を飛ぶ電気自動車をリリースする準備があることを発表した。
出典:XPENG YouTube
約1時間半の発表会では、ロボタクシーの自動運転技術や車内の様子、音声認識システムと、四足歩行型のAIロボットの仕様、飛行自動車の試運転の様子などが披露され、それぞれの機能や実用性について語られた。
ロボタクシー G9 SUV
XPENGのG9は商用車として、中国初の政府主導の自動運転のクローズドフィールドテストに合格したロボタクシーとなり、XPENGが開発した運転支援プラットフォーム「XNGP」は高速道路から複雑な都市道路まで様々な場面でサポートすることができるという。
搭載されている最新の音声認識システムは、リアルタイムで車内のエア・コンディショナーを調節や目的地までのルート検索など、ハンズフリーでさまざまな指示を出すことができるようになっている。
AI ロボット
XPENGのAIを搭載した四足歩行型のロボット試作品には、高度な伝達効率、強力なロボットアクチュエーターに加え、ハイエンドなコンピューティングプラットフォームやバッテリー、温度管理システムが備わっていると発表された。
また、階段や急な斜面、砂利道など様々な地形に合わせて、ロボットが適応できるモーションコントロールシステムが搭載され、動画内では缶ジュースをグラスに注いだり、ビリヤードをプレイしたり、扉を開けたりする姿が公開されている。
飛行自動車
動画では上記の写真のような形状ではなく、ドローンのようなプロペラが4つ装着された状態で空を飛び、着陸までスムーズにこなしていた。
また、「ドライブモード」では従来の車と同じように陸路を走ることが可能であるとし、「フライトモード」では上昇や下降、ホバリングなどが可能で、すでに初飛行のフライトテストは正常に完了したと述べている。
XPENG Webサイト
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