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Project Blink、AdobeがAI搭載のテキストベースで動画編集が可能なサービスを発表

投稿日 2022年10月21日
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Adobeは現地時間10月19日、人工知能を搭載した、クラウド上でテキストベースで動画編集ができるWebアプリケーション「Project Blink」を発表した。

これは、いままでの動画編集ソフトにはなかったテキストベースの動画編集アプリで、動画をアップロードして、テキストを打ち込むことで動画に登場する特定の人物やオブジェクト、言葉の中の単語や人物の感情などを検索することができるという。

例えば、サーチボックスに「bear(くま)」とテキストを打ち込むと、動画内で「bear(くま)の人形」が映っているシーンと文字起こしされた会話がハイライトされ、そのシーンのみを切り取ることが可能となっている。

Project Blinkの紹介動画では、サーチボックスに「tea」と入力することで、「tea」を含む会話の文章と発言者が一覧になって表示される。

その他にも、「happy」や「sad」、「laughing」などのテキストを打ち込むと、喜んでいる人、悲しんでいる人、笑っている人を人工知能が動画内から見つけ出して、そのシーンをピックアップすることが可能だという。

 

現在、Project BlinkはWebサイトのRequest accessから試作版を使用することができ、詳しい使用方法もWebサイトで確認することができます。

その他にも先日開催された、Adobe MAX 2022ではPhotoshopでのAI搭載オブジェクト選択機能やLightroomでのAIマスキング機能など、AIを利用した機能を続々と発表している。Project Blinkも含め、今後AIによってさまざまなアプリケーションの利便性が高まってきそうです。

 

Project Blink Webサイト

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