Microsoftは現地時間10月12日、年次イベント「Microsoft Ignite 2022」にて、AIアートの生産を促進するグラフィックデザインアプリ「Microsoft Designer」、新ウェブサイト「Microsoft Create」、今後提供予定の検索エンジンBingの新機能「Image Creator」ツールを発表した。
Microsoft Designer
Approaching a blank canvas has never been easier – join the waitlist at https://t.co/g2KLBpwjrD to be among the first to try #MicrosoftDesigner! pic.twitter.com/ZvcQ4UkwXX
— Microsoft Designer (@MSFT365Designer) October 12, 2022
「Microsoft Designer」にはデザインのテンプレートやモーショングラフィック、テキスト編集などの機能はもちろん、OpenAIの画像生成AI「DALL-E 2」が組み込まれており、ユーザーはテキストや画像からカスタムの画像を自動で生成することができます。
公開された動画では、入力したテキストから自動的にデザインが生成され、AIによってさらに画像を生成し、自分好みのデザインにカスタマイズしています。
OpenAIの画像生成AI「DALL-E 2」はつい先日に無料公開され、画像生成AIとして非常に直感的で使いやすく、上記画像のように「A party as a clay sculpture(粘土人形のパーティ)」と入力するだけで画像を生成することができ、背景や視点の位置、明暗など後から編集することも可能です。
Image Creator
今後提供予定の「Image Creator」ツールは、Microsoftの検索エンジンBingの画像検索機能を基盤として構築されており、Designerと同様にテキストを入力することで画像を生成する
新機能で、検索して欲しい画像が表示されないときに手助けとなるような機能だとしている。
「Image Creator」は一部の地域で限定的にサービスが開始され、日本国内では実装されるかはまだ不明。また、DALL-E 2の開発元であるOpenAIと協力し、DesignerとImage Creatorから不適切な結果を制限するフィルターを展開することを強調した。
Microsoft Create
また新ウェブサイト「Microsoft Create」はクリエイターが利用することを念頭に設計された新しいウェブサイトとなり、クリエイター活動に役立つ「Microsoft 365」アプリを1つにまとめたものとなっている。
ドキュメント、動画、プレゼンテーションなど、あらゆる種類のアセットを作成するユーザーも対象としており、今後「Microsoft Designer」も追加される予定となっている。
Microsoft Designer Webサイト
Microsoft Create Webサイト
ARTICLE