アメリカ合衆国の漫画家であるH・T・ウェブスターが2023年の生成AI(generative AI)を“少し気味悪く”予言していたという情報が拡散され、いま世界で大きな注目を集めています。
このイラストは、1923年にH・T・ウェブスターによって描かれたイラストで、画像の左下には「2023年、私たちのすべての仕事は、電気によって行われる(In the year 2023 when all our work is DONE BY ELECTRICITY)」と書かれ、昨今のAIの目覚ましい進化を予言している一枚だと指摘されています。
また、このイラストでは、AI(人工知能)というフレーズはなく、CARTOON DYNAMO(漫画発電機)やIDEA DYNAMO(アイデア発電機)という名称が使われ、CARTOON DYNAMOがDALL-E 2やStable Diffusionといった画像生成AI、IDEA DYNAMOはGPT-3のような言語モデル(不完全)に置き換えることができるかもしれません。
PALEOFUTUREは1920年初頭のアメリカについて、アメリカ人の約35%しか家庭に電気が通っておらず、その10年で爆発的に住宅用電力が広まったとし、多くの人が電気がどのようにして生活を楽にするのかを疑問に思っていたとし、漫画家H・T・ウェブスターの考える電気の未来がこの作品が生まれただろうとプロファイリングしている。
このイラスト以外にもPALEOFUTUREではインターネットやAIなど未来を予測したイラストや記事が紹介されているので、興味のある方は是非チェックしてみてください。
PALEOFUTURE
▶︎https://paleofuture.com/
PALEOFUTURE
▶︎The Cartoonist of the Future’s Dynamo Drawing Machines
Ars Technica
▶︎1923 cartoon eerily predicted 2023’s AI art generators
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