電気機器メーカーDysonは12月8日、ノイズキャンセリング機能付き空気清浄ヘッドフォン「Dyson Zone」の全仕様を発表した。
Dyson Zoneは都市の騒音と大気汚染という二つの課題に取り組むことを目的として設計され、「Dysonの約30年にわたる、気流、フィルター技術、モーター技術に関する専門知識と、室内外の空気の質に関する深い理解から生まれた」製品だという。
高度なノイズキャンセリング機能
ヘッドフォンには8つのマイクが使用されたANC(アクティブノイズコントロール)システムが搭載されており、周囲の音を1秒間に約384,000回モニターし、高いノイズキャンセリング機能を備えている。
会話や緊急のサイレン、アナウンスなどの重要な音を増幅するマイクも付属されており、オーディオは低音、中音、高音の幅広い周波数帯域で、クリアな音質を実現しているという。
また長時間の再生を可能にするバッテリーテクノロジーも紹介されており、ノイズキャンセリングとオーディオ再生で最大50時間、空気清浄機能とノイズキャンセリングとオーディオ再生で最大4時間駆動する。
専用のアプリ「MyDyson™」を使用すれば、二酸化炭素濃度などの空気の状況や騒音のレベルなどをリアルタイムでモニターすることもでき、オーディオの設定や充電状況の確認、フィルター交換のタイミングなども把握できる。
浄化された空気を届ける非接触型シールド
着用車の鼻と口を覆うことができる非接触型シールドは、二重構造のフィルターを通して空気を吸い込み、浄化された2つの気流が非接触型シールドを通して着用車の鼻と口に流れるようになっている。
静電フィルターは、最長1年間使用することができ、0.1μの粒子状汚染物質を99%捕捉するとし、カリウムを含んだKカーボンフィルターはNO₂やSO₂などの都市汚染の代表的な酸性ガスを浄化できるとしている。
本製品の発売に関しては、日本での展開は未定となっており、2023年1月に中国、3月にはアメリカやイギリス、香港、シンガポールにて販売開始が予定されています。
また、dysonの公式サイトでは2016年から始まった「dyson zone」に関する開発ストーリーについて閲覧することができます。
画像は全てDyson ZoneのWebサイトから。
Dyson zone Webサイト
▶︎https://www.dyson.co.jp/headphones/dyson-zone.aspx#