Amazon.comは、ドローンによる無人航空機輸送サービス「Prime Air」向けの新型ドローン「MK30」を現地時間11月10日に披露した。
今年初めに発表されたドローン「MK27-2」に比べ、より軽量で小型となっており、航続距離も伸びている。また、動作可能な温度範囲が広くなり、小雨の中でも飛行できるので、Prime Airによる配達頻度を高められるとしている。
その他にもプロペラのデザイン変更によって、高周波の音波を最小限に抑えた設計となっており、騒音レベルが25%小さくなったという。
安全性と信頼性を重視
Prime Air担当VPのDavid Carbon曰く、最も重視しているひとつとして規則を挙げており、アメリカ連邦航空局をはじめとする規制当局とコミュニケーションを取り、安全性を重視しているという。
Amazonの記事によると、ドローン他の航空機や人、ペット、障害物など予期せぬ状況に遭遇した場合でも確実に回避しながら、自律的かつ完全に目的地まで進む「sense-and-avoid system(検知・回避システム)」を構築したとしている。
「MK30」は2024年より運用開始を予定している。なお、今回の発表ではアメリカ国内でのみサービス開始にとどまり、グローバル展開に関する発表はなかった。
Amazon 元記事
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